モニターが映らない!不具合の原因と簡単な対処法
モニタートラブルは生産性に大きな影響を与えます。JAPANNEXTのモニターを中心に、よくある問題と対処法を紹介します。電源問題、ケーブル接続、設定ミスなど、様々な原因を探っていきます。
オフィスや自宅で試せる簡単な対処方法のほかに、販売店やカスタマーサポートに相談すべき状況も解説します。
モニターが映らなくなる原因は複数あります。
ケーブル接続不良や一時的な不調、スリープ解除など、トラブルシューティングの手順を知れば、大半の問題は自身で解決することが可能です。

ポイント
モニタートラブルの基本的な原因
モニターの不具合は作業効率を下げてしまいます。不具合の原因を知り、適切に対処すれば、メーカーに修理を依頼せず修復できる可能性があります。
電源の問題
電源トラブルは意外と多いものです。コンセントやOAタップ、電源アダプター、電源ケーブルに問題がないか確認しましょう。差し込み直したり、差し込む位置を変えることで改善される場合もあります。また、電源ボタンを押しても反応しない場合、筐体内メインボードまたはボタン基板の劣化が考えられます。
ケーブル接続の不具合
映像ケーブルの接続不良や断線の場合もあります。ケーブルの差込状態や損傷をチェックしてください。新しいケーブルに交換して解決することもあります。
設定の誤り
入力ソースの選択ミスや、接続PC側でのドライバー関連の更新不足も原因になります。モニター側では、正しい入力ソースになっているか確認しましょう。PC側ではWindows updateなどで最新のドライバーに更新し、最新の状態にしておくことも大切です。
設定関連のトラブル(例)
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主な原因
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対処法
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画面がちらつく
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リフレッシュレートの不適合
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PC側ののディスプレイ設定変更で調整
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色が正しく表示されない
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カラー設定が適切でない
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モニター側HDRのオン/オフ、ブルーライトカットのオフや、PC側カラーバランスの調整
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画面が暗い
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輝度設定が低い
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明るさ設定を上げる
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画面が真っ暗になる場合の対処法
まず、電源とケーブルの接続を確認します。しっかり接続されているか確かめましょう。次に、外部モニターを接続して電源を入れます。その後、PCがモニターを認識し、モニターに起動ロゴが表示されるか試してください。
「信号なし」と表示される場合は、モニター側の入力ソース切替が間違っていないか確認してください。また念のためケーブル交換もお試しください。
※USB Type-C接続の場合は、PCのType-C端子が画面出力に対応しているか、また使用しているType-Cケーブルが画面出力対応のものかも確認してください。
起動ロゴが表示されない、または画面上に何もメッセージが表示されない場合は、モニター本体の不具合(主に基板やバックライトの故障)の可能性があります。販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。
画面が真っ暗になる問題は放置すると悪化する可能性があります。早めの対処が重要です。
修理が必要な場合、費用や修理期間を考えましょう。一般的な修理期間は1週間程度です。修理費用は故障個所によって異なります。
修理費用がかさむ場合は、新しいモニターの購入検討もひとつの選択肢です。もちろん定期的なメンテナンスで、トラブルを防ぐことも大切です。
モニターに横線や縦線が表示される時の解決策
モニターに線ノイズが出ると、生産性に支障が出ます。いくつかの原因がありますので、見ていきましょう。
ソフトウェアの問題
ディスプレイドライバーやアプリの不具合で、線が出ることがあります。次の対策を試してみましょう。
- PCを再起動する
- Windows updateなど、ドライバーを更新する
ハードウェアの問題
PC側端子の物理的な損傷やパネルの劣化も線ノイズの原因です。次の手順で確認してください。
- BIOSの画面を表示させて、線ノイズがあるかどうか確認する
- PCを再起動または数分の放電後、再度モニターに接続してみる
- 別のPCを接続して、症状再現するかどうか確認する
ケーブルの接触不良
ケーブルの接触不良も線の原因になります。以下の点に注意しましょう。
- 接続ケーブルをしっかり差し込む
- ケーブルに損傷や傷がないか確認する
- 複数のケーブルで接続していないか確認する
上記でも症状が改善されない場合は、液晶パネルモジュールに何らかの不具合がある可能性があります。販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。
原因
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対策
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PC側ドライバーの不具合
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更新モジュール有無の確認
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ケーブルの接触不良
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接続の確認と再接続、または交換
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静電気
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PCやモニターの放電
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液晶パネルモジュールの不具合
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専門家による修理
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ディスプレイのドット抜け:原因と対策
ディスプレイのドット抜けは、液晶パネルのピクセル欠陥です。輝点と黒点の2種類があり、経年劣化が原因でドット抜けが発生する場合があります。

経年劣化を遅らせるための対策
- 使用環境の改善:静電気を避け、10時間以上の連続使用を控える
- 定期的なメンテナンス:ホコリの除去や、数か月に一度の放電処置の実施
現在の液晶パネル製造技術では、ピクセル欠陥を完全に無くすのは困難です。もし、色や大きさ、位置などによって著しく使用に支障がある場合は、販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。
モニターが映らない時のチェックリスト

電源の確認
まず、電源接続を確認しましょう。コンセントがしっかり差さっているか、電源アダプタータイプのモニターの場合は、LEDが点灯しているか、確認してください。コンセントの変形や電源ケーブルに傷がないかも大切です。
モニターの電源ボタンがオンになってLEDが点灯しているか確認するのも忘れずに。
ケーブルの接続確認
次に、映像ケーブルの接続を見ます。HDMIやDisplayPortのケーブルが両端でつながっているか確認しましょう。ケーブルに傷がないかも見てください。
別のケーブルで試すのも有効です。
入力ソースの確認
モニターの入力設定が正しいか確かめましょう。適切な入力ソース(HDMIなど)が選ばれているか見てください。PCのディスプレイ設定を開き、正しく複製や拡張の設定がされているかも確認してください。
※USB Type-C接続の場合は、PCのType-C端子が画面出力に対応しているか、また使用しているType-Cケーブルが画面出力対応のものかも併せて確認してください。
また別のPCの接続を接続し、同じ症状が出ないかどうかも確認しましょう。
これらのチェックで解決しない時は、販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。
モニタートラブル、問題解決、メンテナンス
モニターのトラブルを予防し、長持ちさせるには、故障を引き起こす要因を減らし、定期的な清掃を行うことが大切です。
1.高温多湿・直射日光を避ける。
2.モニター背面の定期的なクリーニングを行う。
埃・塵などが背面に溜まることにより、吸気排気の悪化や基板への混入などを誘発します。定期的に背面排気孔の部分をチェックし、埃が溜まっているようであれば掃除されることをおすすめします。
3.24時間連続使用をしない。モニターの連続使用は10時間程度までとし、その後は必ず電源OFFやスタンバイ状態にて最低1時間程度はクールダウンを取ることを推奨します。
(※但し、24時間連続使用可能な製品を除きます。)
4. 頻繁な停電が起こったり、電圧が不安定になるような環境を避ける。
日常使いで上記の条件を避けられれば、安定して使用できる期間が長くなります。
また、液晶画面は柔らかい乾いた布で定期的に拭きましょう。必要に応じて液晶用クリーナー(ノンアルコール)を使用してください。
※アルコールや洗剤等は画面のコーティングを溶かし、剥がれてしまったり、シミが残ってしまう恐れがございますので、使用しないでください。
液晶ディスプレイの寿命と交換のタイミング
液晶ディスプレイにも寿命があります。ディスプレイの平均寿命や交換時期、新モデルの選び方を見てみましょう。
液晶ディスプレイの平均寿命
PC液晶モニターの寿命は環境や使用状況で変わります。一般的には15,000時間から30,000時間程度といわれており、年数換算では4年~5年ほどです。
交換が必要なサイン
ディスプレイ修理を考える前に、症状をチェックしましょう。
- 画面の色が薄くなる
- チラつきや線が入る
- 画面が赤くなる
- 画面が映らない
これらの症状が出たら、交換時期かもしれません。
FAQ
モニタートラブルの基本的な原因は何ですか?
モニタートラブルの主な原因は、電源のトラブル・ケーブル接続の不具合、設定の誤りなどです。電源トラブルは、コンセントやケーブルの接続、電源ボタンに不具合がないか確認しましょう。 ケーブル接続に問題がある場合、映像ケーブルの状態や断線をチェックします。設定の誤りは、入力ソースの選択やPCのディスプレイ設定、ドライバー類の更新状況を見直します。
画面が真っ暗になる場合はどうすればいいですか?
モニター電源投入後に、起動ロゴもメッセージも何も表示されず画面が真っ暗になる主な原因は、基板やバックライトの故障です。念のため、電源やケーブルの接続、PC側の省電力モードなどの設定も確認しましょう。JAPANNEXTモニターなら、専用サポートに相談するのがおすすめです。
モニターに横線や縦線が表示される原因と解決策は?
ソフトウェアの問題なら、ドライバー更新やシステム再起動で解決できることがあります。ハードウェアに問題がある場合はケーブルの接触不良やモニター内部の故障が考えられます。 PC側の端子に問題がないか、ケーブルに問題がないかなどを確認しましょう。解決しない場合は、販売店やカスタマーサポートに相談することをおすすめします。
ディスプレイのドット抜けについて教えてください。
ドット抜けには、輝点と黒点の2種類があります。現在の製造技術においては、JAPANNEXTモニターでも完全に防ぐのは難しいですが、一定基準をクリアした製品のみ出荷されています。 経年劣化への対策として、使用環境の改善や定期的なメンテナンスが効果的です。
モニターが映らない時のチェックリストを教えてください。
電源(コンセントやケーブルの接続、電源ボタン)、ケーブル接続(映像を送るケーブルの状態)、入力ソース(正しい入力が選択されているか)を確認をしましょう。JAPANNEXTモニターで問題が解決しない場合は、販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。
モニタートラブルを解決するためのメンテナンスについて教えてください。
適切な環境での使用と定期的なメンテナンスが重要です。JAPANNEXTのモニターは、高温多湿・24時間連続使用などモニターに負荷をかける環境を避け、こまめな清掃、設定の最適化などによって、トラブルを予防できます。 問題発生時は、本記事の対処法を順に試してみましょう。解決できない場合は、販売店やカスタマーサポートに相談しましょう。修理や交換対応ができる場合があります。
モニターの適切なお手入れ方法を教えてください。
定期的な清掃が大切です。柔らかい乾いた布でほこりを拭き取り、必要に応じて専用クリーナーを使いましょう。直射日光を避け、適切な温度と湿度で使用すると寿命が延びます。 定期的なドライバー更新や設定の最適化も、モニターの性能維持に重要です。