弊社製品を導入して頂いたお客さまへのインタビューと事例

鹿児島県立 福山高等学校 様
本校は鹿児島県の中山間地域にある公立高校です。
特色ある活動として「福山みらい創業塾」という授業(総合的な探究の時間)を展開しており、
産官学連携での「地域社会の先導者となる人材育成」に取り組んでいます。
また、その実現のため、以下の3つの目標を掲げています。
1、「郷土への愛着を持つ学生が持続的に生まれる環境がある。」
2、「自ら挑戦しようとする精神を持つ学生が育つ環境がある。」
3、「問題発見・問題解決の力が身に付く環境がある。」

教諭 折田真一様
・文部科学省 学校DX戦略アドバイザー
・デジタル庁 デジタル推進員
・慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
・学びのイノベーションプラットフォーム 企画委員としても活動
Q. この度のJAPANNEXTのモニターを導入することになったきっかけについて教えてください。
2022年から全国の高校で「総合的な探究の時間」がスタートしました。本校では「福山みらい創業塾」と銘打って、生徒一人ひとりがマイプロジェクトを設定し、主体的な活動を展開しています。また、県の郷土教育推進事業に採択されたり、(財)三菱みらい育成財団から助成金の支援を受けたりしています。その他にも、(株)トヨタ車体研究所からコーディネーターの支援を受けたり(株)シナプスからICT関係の支援を受けたりしています。
そのような産官学連携での活動を進めていく中で、生徒のマイプロジェクトと産業界との連携を視覚的にも多くの方に共有していこうということになり、デジタルサイネージを導入することになりました。生徒はそれぞれが興味のあることをテーマにプロジェクトを設定します。廊下に設置したサイネージに生徒たちのプロジェクトを流すことで生徒たちがお互いにプロジェクトを共有することができ、現代の教育に必要な協働的な学びを促進することができています。
また、私が文部科学省DX戦略アドバイザーをしていることもあり、デジタル教育の先進的な取り組みとしてのモデルを築くことで、DXハイスクールなどを進める学校の参考になればと思い、全教室に大型モニターを配置して先生に活用してもらうことも目指しました。

<廊下に設置されたJAPANNEXT 65インチ大型モニター>
1年生、2年生、3年生の教室への導線の中に設置してあるのでどの学年も情報を見ることができる

<教室に設置されたJAPANNEXT 65インチ大型モニター>
すべての教室に大型モニターを設置している。
JAPANNEXTのスタンドも使用しているので高さ調整もしやすく、 高校入試や大掃除の時に楽に教室外へ移動することができる。

教室の設置した大型モニターは、授業で使用されるだけでなく、生徒達も自由な発想でプロジェクトに活用することもできる。
Q. 今回の大型モニター、スタンドを選定した理由は何でしょうか?
全教室に大型モニターを配置して、教師のI C T活用能力の向上を目指しました。また、本校はインクルーシブ教育を推進しており、ユニバーサルデザインを目指した取り組みが進められていることから、シンプルでスタイリッシュでな大型のモニターは教育効果が高いと考えて導入を検討しました。
また、ギガスクール構想により生徒のI C T端末の導入は進んだのですが、学習活動を視覚的にアプトプットする手段が少なく、改善が求められていたことも理由の一つです。生徒がお互いに学びの成果を共有することは、協働学習を進めていく上で極めて重要なことだったのです。しかし、活用が進むと教室内で移動させることも多くなることから、軽量で安全なスタンドとモニターが選定の条件必要になりました。限られた予算の中で、すべての教室に65インチのモニターの設置を目指すには、安価かつ高性能で、移動もしやすい製品を選ぶ必要がありました。
Q. 最終的にJAPANNEXTのモニターを導入されたのはどの様な経緯でしたか?
電子黒板などの多機能なI C T機器の導入も検討したこともあるのですが、重量による移動の問題や地震による転倒などの問題がありました。またO S内蔵のモニターだと生徒が突然コンセントを抜いてしまったり、先生が使いづらかったりする問題もありました。
JAPANNEXTさんの製品は薄型で軽量であり安全性が高く、スタイリッシュなデザインはユニバーサルデザインの視点からも実用性がありました。さらに、職員や生徒がICT活用能力を高めていくための、使いやすいシンプルな機能なども考慮した結果、価格と性能のバランスが良いことが導入の決め手になりました。
本格的な導入では、本校が産官学連携のため協定を結んでいる社団法人「域産官学共創機構」の会員である「mirai JAPANNEXT PARK」の小幡総業さんを頼り、JAPANNEXTさんに問い合わせをしました。
Q. 導入に至るまでの、代理店やメーカーとのやりとりについてはどの様な印象でしょうか?
ご担当のJAPANNEXT剣持様には親切丁寧に対応して頂き、機能や価格など詳しく説明して頂きました。また、デジタルサイネージとして利用するに当たってS T Bの導入による時間管理などのシステム設計についてもアドバイスを頂きました。性能・予算・管理など学校のリアルな実情を聞いて頂いた上で現実的なアドバイスをしてもらうことで、より効果の高いモニター活用ができるようになりました。

JAPANNEXTからアドバイスを受けて導入したSTBを背面に設置している。
Q. 実際に導入してみていかがでしょうか?
デジタルサイネージに関しては、まだ設置したばかりですので、これから効果が見えてくると思いますが、生徒同士がプロジェクトを視覚的に共有できることは、「総合的な探究の時間」で求められる主体的な活動の意欲が向上することに繋がると考えています。
また、既に設置している教室のモニターは、教師が授業でI C Tを活用することの促進に繋がりました。多くの職員がモニターを使って授業を展開するようになったことで学校全体にI C T活用の意識が高まったように感じています。また、国が進めるギガスクール構想により鹿児島県では生徒一人ひとりが自身のI C T端末を利用するB Y O Dの導入が進んでいます。生徒が「福山みらい創業塾(総合的な探究の時間)」の活動としてマイプロジェクトの活動内容をアウトプットする場としてモニターを活用するで、デジタルリテラシーの向上だけでなく、「自ら考え行動する」という主体的な学びの醸成にも繋がっています。
Q. 今後もJAPANNEXT製品を検討することがありそうでしょうか?
現在のマーケットにある製品の中では、JAPANNEXT製品を1番目の候補として考えています。薄型で軽量かつスタイリッシュなデザインは、安全性とユニバーサルデザインを求められる学校では最適だと考えています。性能に対して価格帯も選びやすいことも嬉しいポイントです。大型モニターだけでなくパソコン室の中間モニターなど、ディスプレイによる教育効果は、まだまだ多くの可能性を秘めていいます。
機会があれば、今後もJAPANNEXTさんを利用させて頂きたいと思います。ありがとうございました。