1台で2画面!PIP/PBP機能付きモニターの活用術
PIPとはPicture in Pictureの略で、1つの画面を小さな子画面表示(表示位置は右上/右下/左下/左上と選べる場合が多い)することが出来る機能で、PBPはPciture by Pictureの略で、画面を左右に分割してそれぞれ違う機器からの映像を表示する機能です。PBPは左右2画面の物が多いですが、大きな画面や入力端子が多い機種の場合は最大4分割できる事もあります。
PIPやPBP機能付きモニターは作業効率を大幅に向上させます。1台で2画面表示ができ、マルチタスクが簡単になります。高解像度表示も可能で、デュアル入力に対応しています。通常のモニターでもWindowを並べて表示することで同じようなことも出来ますが、PBPやPIPに対応してディスプレイであれば、2台のPCや、ChromeCastなどのHDMIスティック、ゲーム機など違う機器の映像を同時に表示することが可能です。PIPの子画面にYouTubeの動画を表示させて、「ながら見」をすることも出来ます。

PIP/PBPの主なポイント
- 1台のモニターに2つの機器の同時画面表示が可能
- PBPは画面分割して、並べて表示するが出来る
- PBPはモニターの機種によっては4画面分割も可能
- PIPは子画面表示が可能、表示場所は変更可能
PIPモニターの特徴
PIPモニターは複数の画面を同時に表示できるディスプレイです。メイン画面内に小さな副画面を表示できます。画面としては小さいので作業用というよりは動画を閲覧したりといった確認用に向いています。例えばYouTubeなどの動画を表示して「ながら見」をしながら作業することに向いています。
PBPモニターの特徴
PBPモニターは、複数のPCなどの機器の入力を並べて表示する機能を持ちます。例えば左右に分割して2つのPCの画面を表示できるので、複数のPCを同時に作業したい場合などにお勧めです。
16:9のアスペクト比のモデルを左右に分割表示する場合は、一つの画面が8:9の縦長になります。横長でのPBP表示が使いやすい場合はPBPに対応したウルトラワイドモニターがおすすめです。
一般的なモニターとの違い
通常のモニターと比べ、PIP/PBPモニターは以下の点で優れています:
- 複数入力ソースの同時表示
- 画面分割機能による効率的な作業環境
- 子画面表示による「ながら見」作業
PIPモニターの種類と選び方
PIPモニターには多様な種類があります。サイズ、解像度、パネル技術で選択肢が広がります。ウルトラワイドモニターは横幅が広く、PBP機能との相性が抜群です。ウルトラワイドモニターでは湾曲の製品もあるので好みに合わせて選択しましょう。
PIP/PBP機能の設定
PIP機能の設定手順
PIP機能の設定は簡単です。以下の手順に従ってください
- モニターのOSDメニューを開く
- PIP/PBP設定を選択
- 使用したい入力ソースを選択
- 画面レイアウトを調整
- 設定を保存

FAQ
PIP機能とPBP機能の違いは何ですか?
PIP機能は画面内に小さな別画面を表示します。PBP機能は画面を左右に分割し、2つ(機種によっては最大4つ)の画面を同時に表示します。
PBPモニターを使うメリットは何ですか?
PBPモニターは複数入力ソースを同時表示できます。複数のPCを同時に画面に表示させることができるため、複数機器でのマルチタスクが容易になり、作業効率が向上します。また片方の画面にYouTubeなどの動画を表示させることも可能になります。
PBPモニターを使用する際の注意点は何ですか?
PBPモニターで画面を分割する際には、分割によって、画面のアスペクト比(縦横比)が変わるのが注意点です。16:9の製品を左右に2分割して表示する場合は、分割された画面が8:9と縦長のアスペクト比になります。この場合、ブルーレイプレーヤーやコンソールゲーム機の様に16:9固定で出力する機器の場合縦に伸びて表示されてしまいます。PCからYouTubeを再生する場合などは適切に表示が可能です。
16:9のアスペクト比で左右2分割したい場合は32:9の超ウルトラワイドモニターを選択しましょう。
PIP/PBPモニターのセットアップ方法を教えてください。
PIP/PBPモニターには複数の入力ポートがあります。HDMI、DisplayPort、USB-Cなどを使用します。PIP/PBP機能はOSDメニューで設定します。使用予定の機器(PCやHDMI Stick, ゲーム機など)の出力端子と仕様が合っているかを確認しましょう。